お客様の声

座ってマンモグラフィを撮ってみてはどうでしょうか

座ってマンモグラフィを
撮ってみてはどうでしょうか

吹田徳洲会病院 乳腺外科部長藤本 泰久 先生

座位でのマンモグラフィ撮影を想定した診療椅子マンモキュート は、吹田徳洲会病院・藤本先生のご協力のもと製品化に至りました。藤本先生には、マンモキュート開発時のモニターから、製品化された現在もご愛用いただいております。

座位でのマンモグラフィを
提唱された経緯は。

藤本先生:欧米ではマンモグラフィが広まった当初より立位で撮影されており、それが日本でも当たり前となっていましたが、「果たしてマンモは立位でなくてはならないのだろうか?」という疑問を持ったことが始まりです。そのような椅子を探していたところ、タカラベルモントさんのバイオプシ対応の診療椅子「マンモピュウ」に出会ったのですが、撮影に使用するには不向きだったため、撮影に対応した椅子を提案させていただきました。そこから開発を進めていく中で、高齢の方や脚の不自由な方、また気分不良を起こされる方に対して有効ということが分かり、座位での撮影の有効性を確信しました。

座位でのマンモグラフィを提唱された経緯は。

開発中のモニター時など、
製品が出来上がるまでの過程は
いかがでしたか。

藤本先生:試作機を使用してみると想定した以上の問題点が出てきて、それを修正していく過程は興味深いものでした。男性技師の意見で患者さんの身体に触れないよう操作用のハンドルを追加したり、女性技師の意見で力の弱い女性でも椅子を移動させやすいようキャスターを変更したりと、使用する人によって様々な意見があり、それを盛り込むことができたのが良かったです。

受診された方からの反応は
いかがでしょうか。

藤本先生:以前アンケートを実施したこともありますが、ほぼ全員から「立った状態よりリラックスできた」「痛みが軽減されたように感じた」等の高い評価をいただいています。「患者さん目線」を大事にしている製品なので、受診される女性からの評価は高いようです。

今後の乳癌検診の課題と、
当社に期待することは。

藤本先生:まず、画像の精度に関して、やはり精度の高い画像を得るためには撮影台と圧迫板で乳房をしっかりと挟んで圧迫することが重要なのですが、圧迫の痛みによって気分不良を起こされる方が多いので、弱めに圧迫する施設もあると聞きます。座位であれば万が一の際にも対応しやすく、患者さんもリラックスすることで痛みの軽減に繋がる可能性もあるため、安全面も画像の精度も追及でき、それが結果として「患者さんのため」になるのではないでしょうか。また、マンモキュートに関しては、医療関係者だけでなく、受診者である一般の方々にも知っていただくことで、より座位撮影の有効性への理解が広まり、さらには受診のきっかけにも繋がることを期待しています。タカラベルモントさんには、このような一般の方々への啓蒙活動もしていただきたいと思います。

今後の乳癌検診の課題と、当社に期待することは。

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