- ホーム>
- 設計・施工/内装デザイン>
- てるばやし眼科
てるばやし眼科
- #眼科
- #スタイリッシュ
- #エレガント
30年地域の目の健康に寄与されてきた眼科クリニックの移転計画。
先代から継承した院長がより専門的で幅広い治療を提供したいという想いを込めて移転を決意された。
新医院にはこれまでの医院の歴史とこれからの新しい治療に対応できる空間の両立が求められた。
テナントは元々床や天井の高さが違う2棟の平家を部分的に接続し1つにされた特異な形状のテナントであった。
まず外のアプローチを造り替えてスロープや階段であげて院内の床をフラットにできるように整え、いびつな形状の躯体に合わせて待合・検査室・暗室・中待合や診察室・手術室など各室の関係性を整理し診察の流れに沿って配置した。その結果それぞれの室が繋がりつつもきれいに分節されこの躯体形状ならではの関係性が出来上がり、その室で必要な特性やその室を使う人のあり方や振る舞いに合わせた照明やマテリアルを選定し各室が繋がりつつもあるべき専門性の高い空間にした。
待合や中待合など患者さんがリラックスした気持ちで過ごして欲しい場所は照度を絞り間接照明で柔らかい光が広がるように計画し診察室や検査室は明るく清潔感のある照明計画とした。
マテリアルは木や石など昔から建材として使われている天然のものを選定しこれまでの歴史を継承しつつ経年変化によってこれからの医院の歴史を刻んでいける素材を選定した。